平智之の活動ブログ

なぜ再臨界の可能性を否定するのか?

2011年11月 3日 10:19

半減期9時間の核分裂生成物キセノンが2号機で検出されたとの報道。東電の発表を受けての報道です。

このキセノンは核分裂により生じます。
半減期9時間ですから3.11以前の生成はありえず、直前まで核分裂反応があったことになります。

単発の核分裂(自然崩壊など)もありえるし、
それが連鎖していたら再臨界です。

実は、

3月下旬にも放射性塩素が検出されたと東電が報告し、その後保安院が再検査を求めて「やはりなかった」と訂正したことがありました。保安院から東電に口頭で厳重注意があったそうです。核分裂生成物の検出は間違ってはならないという注意です。(この厳重注意の手続き文書を請求したら口頭なので文書はない、とのことでした)

ですので、今後は「実はなかった」などとは言えないはずで、データのピークの読み間違いなどをチェックして、東電が正直に公表したものと推察します。

核分裂の存在は、"冷温停止状態"を否定するものです。
圧力容器の下部を蒸気の温度である100℃以下にしても、
他の深い場所で断続的に千℃を超える高温が存在するからです。

昨日の報道では、

「自然崩壊であって連鎖反応ではないだろう」
「つまり再臨界じゃなくて単なる核分裂だ」
「新しい事態が起こったわけではない」
「うまく冷やされている」

もはや支離滅裂と言わざるを得ません。
核分裂は、これまで公式に認めてこなかった以上、明らかに新しい事象です。
(実は核分裂の発生は以前から知っていたというならば意味は通りますが、そうだとするとさらに重大な問題に発展します)

今後万一、再臨界で数千℃が生じて
2号地下から大量の放射性物質が飛散、
あるいは地下や海に染み出ても、

「うまく冷やされている」
※圧力容器の下部はずっと上なので

「新しい事態じゃない」
※2号機はもともとなにもわからないので

と言い続けるのでしょうか。

福島のみなさんの気持ちを考えていない!
世界の中で、日本の技術力への敬意を失わせていいのですか?
野田総理に強く訴えます。

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