平智之の活動ブログ

これからの人類の仕事

2011年12月25日 17:24

今日は朝一番から敦賀に。大雪。
高速増殖炉もんじゅの視察を終えて、
帰りのサンダーバード22号で書いてます。

バックエンド問題研究会の会長の馬淵澄夫議員とともに6名の議員団でした。

説明を聞きながら、
自分の靴下脱いで別の靴下に履き替えたり、
放射線測定器に入ったり、石鹸で手を洗ったり、

運転休止中なので、原子炉の真上を視察することができました。
(記者団約10人お疲れさまでした)

燃料棒を取替える際に落下した取り出し棒(3t)にも直接触りました。
確かにつなぎ目でボルトが曲がり、浮いているので取出しは大変だったでしょう。

ナトリウム漏れ事故の状況もわかりました。
資料によればナトリウム漏れ事故は何十回も起きています。

現場のみなさんからすれば、
・不足の事態であった
・これを克服していくことに価値がある
・それが科学の進歩だ

との想いもあるのでしょうが、原子力災害で不測の事態を許すことはありえません。

飛行機、高速鉄道、高層ビル等の過酷事故はもちろん生じえるリスクであり、現代文明はそのリスクとともにあります。

克服しながら科学の発展なのです。

しかし、

放射能は別です。原発の過酷事故はリスクなどと軽く受け入れてはならないのだということを福島が再び教えてくれたではないですか。大きな犠牲を払って。

ナトリウム冷却に取り組む研究者のみなさんの探究心には敬意を表します。
でも、いい加減に気づかねばなりません。

(追記)2週間ほど前の文部科学部門会議で「ナトリウムを循環させる配管の材料は問題ない」という主旨の発言が文科省側からありました。
それに対して平智之が言った「問題のない材料などない。
使用しているステンレススチールも500℃ならクリープ領域で問題がない、などと言えるはずがない。」「そもそも無欠陥材料など存在しない。
材料は問題ない、ということを言ってはならない」という発言に対して、今日の視察にその発言に対する担当者が来てくださいました。

移動中のバスで隣に座ってくださり、「平議員に誤解があると思う。
どのような主旨でしょうか?」と。ここでは書ききれませんが、議論の結果、ご担当者いわく「思想の違いですね」でした。
それでいいと思います。

科学技術を用いる人類の思想上の問題です。
平智之はリスクは克服するものだという科学者・技術者魂は賞賛しますが、放射能では付き合いません。
克服するリスクと触れてはならないリスクを区別することが、これからの人類の仕事です。

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