平智之の活動ブログ

党大会での野田総理の決意

2012年1月16日 16:02

●本日の党大会で

本日の党大会で野田総理は次の主旨のことを断言されました。「どうしてもやらねばならないことは衆議院を通過させて参議院に送ります。」「参議院で可決しなければどうなるか野党にも分かってもらわねばならなりません。」

 ●もう乗りません!

ねじれ国会により、法案が衆議院で通過しても参議院で可決しないという問題が、これまでもしばしば政局となってきました。野田総理の今回のご発言は、「国民のためになる法案を野党がストップさせているという実態を国民に知らせます。」「それでも野党は参議院で否決や廃案を繰り返すのですか?」「政局だけを考えた野党のやり方にはもう乗りません!」という意思表示だと思います。

●国民の理解による

非常に力強い意思表示であり私もその効果を期待します。ただし、これは民主党にとっても諸刃です。国民が成立を期待している法案で強行突破するならば理解を得られますが、逆に国民が十分に内容を理解できない法案だと単に横暴な印象を与えることになるからです。印象の問題以前に二院制の軽視にならないか心配でもあります。

 ●野党にも混乱回避の義務はある

私は、予算関連法案(赤字公債の発行を許可する法案)については強行突破もありだと考えます。当初の税収と政府短期証券の20兆円枠を超えたキャッシュフロー(政府の資金ショート)は国民生活に甚大は被害をもたらします。年金が払えない、医療費の公的負担が給付できない等、なにが起こるかわかりません。大混乱です。だからこそいままで予算関連法案の成立が盾に取られて与党が四苦八苦してきました。与党には大混乱を回避する義務があるからです。しかし野田総理は、そうした大混乱の回避を野党に預けるという国会運営を示唆されたのだと思います。野党だって国民生活の大混乱を回避する義務があるはずだと。正論です。

●消費税増税準備法案は内容が難しい

一方、改正派遣法や消費税の増税準備法案の強行突破は難しいと感じます。国民がその内容をきちんと理解できるような周知が難しいからです。消費税について言えば、景気弾力条項(景気が回復するまでは消費税増税をしない、という条項だが回復の基準が不明)や給付付き税額控除(低所得者に現金給付することで消費税負担増を軽減する制度だが、低所得者であることを証明する方法や低所得の基準などが不明)の説明や周知が難しく、野党から投げかけられる制度上の問題点の方がむしろ国民に納得される可能性も否定できません。改正派遣法もしかりで、一般労働者派遣のあり方論議を先送りした現案では労働者の不信感を増幅するリスクがあります。それでも強行突破するのか?ということです。

●大胆かつ細心に

国対、議運における強行突破というカードを大胆かつ細心に使っていただくことを野田総理に期待いたします。本日のご発言に敬意を表します。

 

ページの先頭に戻る