平智之の活動ブログ

【報道ウォッチ2】福島での洋上発電の試み

2013年11月11日 23:32

【報道ウォッチ2】福島県楢葉町の沖合20キロで洋上風力発電の実証実験開始との報道。素晴らしい。まさに復興事業だ。最終的には出力10~30万kWが目標とのこと。出力と利用率で計算すると50基で福島第一原発6基分をカバーできる。波は枯渇しない資源だ。

今回の実験設備である「ふくしま未来」(発電)と「ふくしま絆」(変電)は、まず2,000kWから始められるが最終的には10~30万kWにまで高めていく計画だそうだ。洋上浮力なら陸上風力における高周波問題や破損時の事故リスクも大きく低下する。

たしかに、腐食などで海底とつなぐ鎖の強度は心配だが、その定期点検と交換は、原発の保守に比べればはるかにシンプルだろう。それよりも1基5,000~7,000億円もの電気料金と税金を投入して原発を新増設し、今後40年間にわたり放射性廃棄物を増やすよりも、洋上風力を極める方が環境面でも経済面でもはるかに合理的だ。さらに、ウランは100年程度で使い切るとされる枯渇資源だが、波は枯渇しない。

たとえば、どうせ海面に浮く土台は揺れているので、「ふくしま躍動」などと命名して波力発電(波の運動を回転に変える)設備も付けられればハイブリッド風力発電となる。おそらく洋上の風車を思い浮かべるだけで、海と風だから、いろんな人がいろんなアイデアを発想するだろう。政府にはそういう発想を結集して欲しい。

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