平智之の活動ブログ

【報道ウォッチ31】 敵基地先制攻撃までいくのか

2014年8月 2日 23:54

武器輸出 武器輸出三原則.jpg

●憲法9条第1項に違反する危険性
4月に閣議決定された防衛装備移転三原則を施行すれば、ますます他国のとの防衛装備共同開発が進むだろう。この制度のままでいくと、他国との武器の共同開発は標準化などを通じて世界への武器供与となり、国際紛争への関与につながりうる。その結果、日本が国際紛争を解決する手段で武力による威嚇や武力の行使に関与する事態となれば、それは明確に憲法9条第1項に違反する。

●集団的自衛権容認の三か月前
この事態の発端は、集団的自衛権容認(7月1日)の三か月前(4月1日)だった。それまでの武器輸出三原則のポジティブリストを防衛装備移転三原則のネガティブリストに反転させた。ネガティブリスト化したということは一部の例外を除いて原則として武器輸出が解禁されたことを意味する。(上図参照)

●ポジティブリストとネガティブリストの違い
ポジティブリストとは「できる(ポジティブ)こと」を明確化して、それ以外は禁止する制度。ネガティブリストとは「できない(ネガティブ)こと」を明確化して、それ以外は容認する制度。つまりポジティブリストは原則禁止の制度であり、ネガティブリストは原則容認の制度となる。(下図参照)


武器輸出 原則の反転.jpg


●敵基地先制攻撃にもつながりうる
原則禁止の武器輸出三原則から原則解禁の防衛装備移転三原則への反転は、60年前に原子力委員会が設置された時の核廃絶から核利用への反転と同様に唐突である。近々、航空自衛隊に「航空戦術教導団」(仮称)が設置され、敵基地先制攻撃の戦術が検討される。この構想は1月から練られてきた。敵基地先制攻撃論(1月)⇒防衛装備移転三原則(4月)⇒集団的自衛権行使容認(7月)の流れがある。実は敵基地先制攻撃能力の確保が根底にあるのかもしれない。

●来る8月9日の講座(下記)に参加ください
以上のような点を下記の講座で述べます。ご参加ください。
・テーマ:『集団的自衛権と原発再稼働の共通点』
・日 時:平成26年8月9日(土) 15:30~17:30
・場 所:朝日カルチャーセンター湘南教室(下図参照)
・申込み:こちらから

お申込みお待ちします。   前衆議院議員 平 智之

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