平智之の活動ブログ

ベーシックインカムが福祉国家に馴染まない可能性(BI#3)

2015年2月 5日 19:50

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平智之講演会『ベーシンクインカムを考える(第三回)』(2015/1/31)の内容をスライドごとに解説(その3)


福祉国家では雇用政策が重視される。失業は社会不安の源なのだから「資本主義の延命策である福祉政策」(BI#2参照)は完全雇用を目指すことになる。だから職業訓練も失業給付も次の就職を応援するのであって、失業はあくまでも一時的なものとされる。

一方、就労の有無を問わない現金給付であるBIの発想からすると、雇用政策はあってもいいし、なくてもいい。仕事に戻ってもらうための職業訓練や現金給付を行う福祉国家は、仕事に戻らなくても現金を給付するBIと馴染まない部分がある。

BIのある国家と福祉国家が同じとは言えない。

注)ちなみに私はBIの実現を望むならば現行の福祉政策の充実とセットだと思っている。後述のするが、現行の厚生年金、共済年金、健康保険の各制度の充実とともにBIがある、という考え方を持つ。

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