平智之の活動ブログ

2015年3月

4/14(火)下北沢19時半、「ベーシックインカムを考える」(東京第2回)

2015年3月29日 15:03

BI東京第二回_ブログ用.jpg


●平智之主催イベントの告知
4月14日(火)「ベーシックインカムを考える」(東京第2回)を開催します。

・テーマ 70兆円の財源はどこにあるのか?
・日 時 平成27年4月14日(火)午後7時半~午後9時半
・場 所 スタジオ・ベイド下北沢店Fスタジオ
     東京都世田谷区代沢5-8-14 岩城ビル地下1階
     TEL:03-5432-0040
・内 容 第1部:1回目(3/10)議論の続き 第2部:税源はあるのか?
・参 加 参加無料、事前申込なし
・主 催 平 智之 info@t-taira.net


<内容>

●Yes?No?を聞きながら
第1回目(3/10)の「ベーシックインカムを考える」はトマ・ピケティの累進課税がベーシックインカム(BI)の財源になりえるかというテーマだった。以下のような質問(必ずYes?No?を聞く)を私から提示して全員討論を行った。
・そんなことしたら働かない人が増えるじゃないか。「勤労の義務」が大切なのだ
・お金持ちにBIは不要だからやはり収入制限はあったほうがいいと思う
・たとえ納税する市民でも日本国籍がない場合はBIを支給すべきでないと思う
・一人でも生活できる程度の金額をBIとすべきだ
・富裕層にも2種類ある。富を築く者と相続で獲得する者。資産課税は相続税でいい。

●グループに分かれてのディベート
最初の質問「そんなことしたら働かない人が増えるじゃないか。Yes? No?」では本人の意見に関係なく会場の右と左でYesとNoに分かれてのディベート。No(働かない人は増えない)のグループから出た意見(平意訳)が印象に残る。
・何もしないということはとても苦痛
・失業手当をもらっている時は自分が壊れていく気がした
・人は「なにかをしたい」という希望で生きている
収入制限のこと、誰がBIを受け取れるのか、一人で生きることなどについて第1回目の議論をもう少し続けたい。第1回目に不参加の方も歓迎です。

●今回の課題「財源はあるのか?」
今回はあらたに「財源はどこにあるのか?」の入り口を議論したい。ベーシックインカムの私案は成人毎月5万円、未成年毎月2.5万円。これで必要な財源は約70兆円となる。本案の可否はひとまずとして、たとえばこの70兆円を目標とするときに、どのような財源が考えらえるだろうか。固定資産税のような資産課税、収入にかかる所得税や法人税、住んでいることにかかる住民税、消費にかかる消費税などについて、いろんな角度から議論したい。

●強制BIと自発BIという考え方
 実は第1回目の後、参加してくれた方からこんな考え方を教えてもらった。ベーシックインカムには2種類ある。
・「強制ベーシックインカム」政府が法的にBIを実施し、税などの形式でBI原資を集める
・「自発ベーシックインカム」BI賛同者のネットワークで参加者が自発的にBI原資を出し合う
自発BIは刺激的な発想だ。情報通信技術の進歩で公的なBIよりも先に私的なBIが実現する可能性を感じさせる。すこし議論してみたい。

●総合司会はアーチストの虎岩正樹さん
ところでこの討論イベントにはルールがある。私は政治を経験した者として課題や事実や論点の提供に徹し、参加者からの意見に異を唱えたり整理したりしない。意見交換を活発にする(全員の意見が一致してしまう時にわざと反対の意見を言ったりする)役割を虎岩正樹さんにお願いする。そもそも政治イベントに関係のない虎岩さんだからこそ頼んだ。一方的なお願いに応じてくれて感謝。みなさんの参加をお待ちします。

4/4(土)18時半、平智之講演会『とにかく教育』(第2回)

2015年3月27日 23:19

とにかく教育(第2回).jpg

●平智之講演会の告知
4月4日(土)平智之 京都講演会を開催します。
参加無料、申込不要です。ご参加をお待ちします。

・テーマ 「とにかく教育(第2回)」~反知性主義と民主主義教育~
・日 時 平成27年4月4日(土) 午後6時半~午後8時
・場 所 ハートピア京都(京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」5番出口)
・参 加 参加無料、事前申込なし
・主 催 平 智之 info@t-taira.net

<内容>

●18歳の有権者
去る3/21(土)に開催した「とにかく教育」では、来年夏の参院選挙から誕生する「18歳の有権者」に対する民主主義教育について話し合った。私からは次のような質問を投げかけた。
質問 18歳の有権者に対して教育現場で民主主義の教育をすべきか?
質問 18歳のときに選挙人に登録すると言う制度を検討してもよいと思うか?
質問 教育現場で候補者の公開討論会を開催してもよいと思うか?

●賛否両論
非常に活発な議論となった。議論内容を以下に抜粋する。
・教育現場で民主主義を教えることは有意義だ
・いや、民主主義をわかっていない教師もいる
・教育現場そのものの問題もある
・米国の選挙人登録制度は日本でも有効だ
・いや、登録制度をやると投票率が下がる危険性がある
・選挙は義務なんだから登録しなくても投票できて当然
など。

●反知性主義を憂うる
そうした議論のなかに次の発言があった。
「反知性主義の横行が非常に問題だ」。「難しいことを言うな」、「理屈なんか要らない」というような風潮が本当に蔓延しているならば民主主義は成り立たない。事実を知る努力、論理的に考える姿勢、他者と意見交換する活動がいまこそ大切だ。

●反知性主義と民主主義教育
「とにかく教育(第2回)」では「難しいこと言うな」の反知性主義が拡がっている前提で、はたして教育現場で民主主義教育は可能なのか。「教育現場に政治を持ち込みたくない」という教師は生徒に政治をどう語るのか。「政治を語るのはちょっと」という親は子供にどう向き合うのか。「難しいこと言うな」の大人社会は新たに生まれる240万人の有権者に何を期待するのか。議論したい。

18歳の有権者への期待

2015年3月22日 01:24

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講演会『とにかく教育』~18歳の有権者への期待から~は参加者との非常に活発な議論となった。現役の大学生、10歳の娘さんを育てるお母さん、60年と70年安保時代の先輩方、音楽家、そして現職の教師の皆さんから貴重な数々のご発言をいただいた。

本日のツイキャス動画はこちらへ。

私からは主として米国の事例として、チャータースクールのこと、なかでもデモクラシー・プレップ・パブリックスクールのこと、Rock the voteやKids votingのこと、デンマークの高校・大学生への現金給付のこと、そしてフィンランドのオッリペッカ・ヘイノネン元教育相の大改革のことなどを紹介して参加者に議論を求めた。

議論の概要(抜粋)を以下に列記する。
・教育現場で民主主義を教えることは有意義だ
・いや、しかし民主主義をわかっていない先生もいる
・この際18歳以下の若者と一緒に先生も民主主義を勉強しよう
・米国の選挙人登録制度は日本でも有効だ
・いや、逆に登録制度をやると投票率が下がる危険性がある
・選挙は義務なんだから登録しなくても投票できて当然
・教育現場で候補者討論会をやるのもいい
・いや、いきなり政治家の話を聞く前に社会のことを教えるべき
・小中学生にも政治や選挙のことを教えることは有意義だ
・いや、それならば学校という管理のしくみも問題にすべき
など。

印象に残る言葉があった。現職の教師の方から「反知性主義の横行が非常に問題だ」との一言。強く同意する。政治を含めて社会全体に「難しいことを言うな」、「理屈なんか要らない」というような風潮が蔓延している。これでは民主主義は成り立たない。事実を知る努力、論理的に考える姿勢、他者と意見交換する活動がいまこそ大切だ。

【報道ウォッチ35】 鳩山元総理のクリミア訪問

2015年3月15日 13:09

●クリミア訪問でひとつの論調しか見えない
鳩山元総理のクリミア訪問について一つの論調しか見えてこない。政府から評論家に至るまで「政府の制止を顧みずにクリミアへ行ったことは国益を大きく損なう行為」「日本国の総理経験者としてあるまじき行為」という論調ばかりだ。

●なぜ?と思わないか
驚くべきことだと思う。鳩山元総理の意図を探る視点、つまり「なぜ鳩山氏は大きな批判を覚悟してまでクリミアへ行ったのか?」という視点の報道が見つけにくい。これまでの中国訪問中の尖閣問題に関する発言、そしてイラン訪問中の核査察問題に関する発言を経て尋常ならざる批判を受けてきた鳩山元総理だからご存じないはずはない。クリミアへ行くだけでメディアとそのメディアの報道に影響される世論から再び大きなバッシングを受けることを。それでもなぜ断行したのか。不思議に思うのが自然だ。「なぜ敢えて行ったのか?」みなさんはどう思われるだろうか。

●明確な意図がなければできない
自分自身も原発問題等で厳しい批判を経験した。特に身近な者や強い支持者からの批判は辛い。それが元総理であればインパクトは計り知れない。波状の人格攻撃は厳しい。だからしばしばネット上で散見されるような「目立ちたいから」や「KY外交」などの揶揄はあたらない。そんな呑気な理由でやれることではない。そうした視点を一度自分の体験と仮定して想像いただきたい。明確な意図がなければできない。

●レアメタルの専門家がクリミア訪問を論考
どんな意図なのかについて、レアメタル専門家の意見がネット(東洋経済オンラインに)で掲載されている。
『鳩山由紀夫元首相は、宇宙人か馬鹿か天才か』
クリミア半島での「無謀な行動」を分析する
筆者は中村 繁夫氏(アドバンストマテリアルジャパン代表取締役社長)。
ぜひ一読いただきたい。 記事はこちら

●一見狂っているようだが当たり前の意見
レアメタル商社を経営し、2月にはモスクワを商談で訪れた筆者はロシア人の意見も聴きながら次のように述べている。

『NATO加盟国以外の世界の世論は、中立の立場である。中立の立場とは「米国の意見も聞くし、ロシアの意見も聞く」という、子供でもわかる理屈である。一見狂ったように見える由紀夫氏の考え方は「ロシアの意見も聞く」という当たり前の意見を言っているにすぎない。』

●友好条約と天然ガスとシベリア開発
また筆者は「鳩山元総理を非難する人々こそが日本の国益を損なっている」という主旨(平解釈)の視点を次のように述べている。

『専門家はお見通しだが、プーチン大統領は日露平和友好条約の締結とサハリンの天然ガスの共同開発とシベリア開発を心から推進したいと考えている。これまでも何度となく日本政府にラブコールを投げかけているのに、私から言わせれば、日本の「洗脳されたロシア性悪説論者」が邪魔をしているのだ。早い話が今回の由紀夫氏を貶めようとしている面々とも言える。』

●反米も対米従属もちがう、という立場
さて、この記事の筆者と私の共通点は「米国が好き」という点だ。反原発と反米がセットになっている方々もおられる(そしてそれはひとつの見識だ)が私は米国好きで原発反対だという点を集会でも述べてきたし拙著にも書いてきた。単純にすべてをワンセットにして、それ以外は間違いだと断じる姿勢があるとすればそれは民主的ではない。私はかねがね「反米は有益ではないが同時に対米従属もリスキーだ。外交において日本はひとつの姿勢に偏るリスクを取るべきでない。」という主旨のことを言ってきた。同じことを筆者が次のように書いている。

『誤解のないようにいっておくが、私は米国が好きだ。だが、一方で、対米一辺倒型で万事うまくいくほど、外交は簡単ではない。米国一辺倒では得られるものは極めて少ないのもまた事実なのである。新興国を中心にレアメタルビジネスを展開している筆者だからこそ、声を大にして訴えたいのだ。』

●米国が好きな人
そして鳩山元総理もまた米国が好きな人物だろうと思う。そもそも母校が米国のスタンフォード大であり、当校のフットボールチームがローズボール(全米大学No1決定戦)に出場することを嬉しそうに話されるのを直接聞いたことがある。クリミアを訪問するのは鳩山元総理にとって反米的行為ではなく、むしろ親米派の鳩山氏による日米露の架け橋の意味や可能性も考えたい。

3/21(土)18時半、平智之講演会『とにかく教育』

2015年3月14日 00:59

とにかく教育.jpg


●平智之講演会の告知

3月21日(土)平智之 京都講演会を開催します。
参加無料、申込不要です。ご参加をお待ちします。

・テーマ 「とにかく教育」~18歳の有権者への期待から~
・日 時 平成27年3月21日(土) 午後6時半~午後8時
・場 所 ハートピア京都(京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」5番出口)
・参 加 参加無料、事前申込なし
・主 催 平 智之 info@t-taira.net


<内容>

●18歳の有権者
来年夏の参院選挙から選挙年齢が18歳に引き下げられる。その後に公示されるすべての国政選挙、地方選挙の選挙年齢が18歳以上となる。つまり高校生の有権者が誕生する。民主主義とはなにかを高校で教えることになるのだろうか。そして18歳はどのように自分の参政権をとらえるのだろうか。

●米国の選挙人登録制度
米国の大統領選挙には有権者としての登録制度がある。18歳になれば法的には有権者になるが自分で連邦政府に自分が有権者であることを申告しないと選挙人名簿に載らない。日本のように一定年齢に達したら自動的にハガキが来て参政権を行使できる(だから行使しない人が多い)のとは異なる。日本と米国のどちらがいいだろうか。

●大学で政治の話ができない
つい先日、大学生と二人で話をする機会があった。いま大学生同士で政治の話をすることが敬遠されるという話を聞いた。政治的な議論をすることが例えば就職に不利となる認識もあるらしい。だから匿名になりづらいフェースブックから若者が離れているという噂も聞く。60年代、70年代の大学生(現在60代、70代の先輩諸兄姉)がこれを聞いてどう思っているか。

●教育全体について議論したい
以上のような議論を通じて就学前児童の保育と教育、初等教育、中等・高等教育の問題点や可能性をみなさんと議論したい。今回は私の演説を聞いてもらうより参加者との議論を重視したい。就学前の保育・教育から大学教育まですべてつながっている、という考え方で一緒に議論したい。18歳参政権の議論を通じて社会の基盤となる民主主義を問い直すことになるはずだ。

ピケティとベーシックインカム

2015年3月11日 01:14

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2015年3月10日、東京下北沢スタジオベイドにて

●動画はこちら
本日(2015年3月10日)下北沢で『トマ・ピケティの累進課税はベーシックインカムの財源になりえるか?』という討論イベントを開催した。

注)動画は4/5まで公開しましたが皆さんにも会場に来ていただきたいので今後は一部中継のみとさせていただきます。


●意見交換の場
会場いっぱいのご参加をいただき、非常に活発な意見交換の場となった。私も準備で随分調べていったのだけれど、会場の沸騰するような意見交換のなかで、ベーシックインカムについてもトマ・ピケティについても教えてもらうことがたくさんあった。

●スライドを公開するのでお仲間で意見交換を
賛成のありき、反対ありきの集まりではなく、しかし、自由に賛成や反対や、そして素朴な質問ができる場がいま必要だとつくづく思う。そこで本日使用したスライドを公開するのでご利用いただきたい。皆さんのお仲間で意見交換していただきたい。
スライドのpdfファイル⇒BIとトマ・ピケティ_平智之.pdf

●次回は4/14同じ場所で
4回目の3.11の前日にその場づくりをはじめることができた。本日お集まりのすべての皆さんに感謝する。次回は4/14(火)19:30~、同じ場所(下北沢スタジオベイド)。

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