平智之の活動ブログ

4/25(土)京都、平智之講演会「ベーシックインカムを考える」(第4回)

2015年4月16日 19:18

ベーシックインカムを考える京都4.jpg

●平智之講演会の告知
4月25日(土)平智之 京都講演会を開催します。
参加無料、申込不要、予習不要です。
みなさんの参加をお待ちします。

・テーマ 「ベーシックインカムがあるなら福祉は要らないか?」
     ~BIの財源の前に考えておくべきこと~
・日 時 平成27年4月25日(土) 午後6時半~午後8時
・場 所 ハートピア京都(京都市営地下鉄烏丸線「丸太町駅」5番出口)
・参 加 参加無料、事前申込なし
・主 催 平 智之 info@t-taira.net

●福祉とBIの関係
ベーシックインカム(以下、BI)の財源を考える場合、「現行の福祉制度をどうするのか?」によって話がまったく異なってくる。「BIを支給するならば生活保護や失業給付は要らなくなるのではないか?」という発想からこのような議論が生まれる。福祉とBIの関係はだいたい次のように3つに分類できると思う。
(代替論) 福祉⇒BI(福祉制度をほぼBIで代替する)
(両輪論) 福祉+BI(福祉制度とBIを両輪とする)
(否定論) まず福祉(BIの前にまずは福祉の充実)
各論について議論したい。福祉制度に関心の高い方、BIに反対の方にも参加いただきたい。

●常識的には両輪論
BI導入の可能性を追求するならば福祉とBIの両輪論が常識的だろう。たとえば年金と医療は現行のままで基礎年金の現金給付部分だけを全世代に拡大する案など。福祉の諸制度をBIへ移し替える代替論は「無年金または低年金(一号被保険者等)」で老後に不安を有する層が賛成する可能性もあるが、国民の多数である社会保険の加入者と受給者(7~8千万人)からは「年金を廃止してBIにします」と言えば「損するじゃないか!」で一蹴される可能性が高い。つまり政治的に通用しない。福祉の充実とBIが矛盾しないと考える方、そして一定の妥協を覚悟してとにかくBIを導入すべきだと考える方々のご意見が聞きたい。

●考えてみる意義のある代替論
一方で、BIというのは税金の使われ方を考えるうえで極めて意味のあることなのだから、現実性など気にしないで、この際福祉をすべてBIに持っていくような完全なBIを想像してみたらどうか、という意見もある。たとえば社会保障に使っているお金をすべて国民に配ったらどうか?など。(この議論は今回数字でお示する)これが代替論だ。「ベーシックインカムを考える」(第一回)で私のBI案が両輪論に近いと述べたら、「平さん、医療を残す、年金を残すと言ってたらBIの議論にならないでしょう」、「まずはすべてBIというところから議論するから意味があるのでは?」という意見をもらった。一理ある。代替論を議論すると逆になぜ年金や医療が必要なのかも見える。

●生活保護と医療への配慮なら否定論
さらに「まずは福祉の充実だ」と唱える方々の意見もある。BIで生活保護がなくなるとBIだけで生きていけない者が社会から切り捨てられる、という意見が代表的だ。ちなみに、生活保護についてはそもそも現行の制度で生活保護を貰える水準で実際に貰っている人の割合(捕捉率)が2割に過ぎないという研究がある。つまり8割は保護されていないという説だ。本当に困窮する低所得者を救済するのなら「捕捉率を上げる努力」と「全員にBIを配る」という方法のどちらが救済の効果が高いかも議論してみればどうか。生活扶助に詳しい方やケースワーカーの意見も聞きたい。

みなさんの参加をお待ちします。

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