平智之の活動ブログ

技術者・技能者

中小・零細企業の技術による民間活力の爆発

2014年6月13日 01:23

第二回 技術者・技能者座談会.jpg


平成26年6月5日(木)、都内会議室で
第二回 技術者・技能者座談会を開催した。

今回は二つのテーマで議論。
それぞれのテーマの冒頭で以下のプレゼンを行ったので
その内容を録画でご覧ください。

●座談会冒頭の趣旨説明(最初~05分30秒)

●議論テーマ1(05分30秒~18分43秒)
『技術コンサルタントが見たアジア・アフリカ途上国のニーズ』
国際ビジネスコンサルタント 渡辺 穣二

●議論テーマ2(18分43秒~34分05秒)
『最先端の逆を狙うインドのイノベーションについて』
前衆議院議員 平 智之

技術者・技能者が将来を語る

2014年5月 8日 04:18

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●技術者・技能者座談会を開催
本日、東京都内で「技術者・技能者座談会」を開催。
テーマは以下の3つ。

テーマ1 食糧小国日本がいかにして「食の安全」を確保するか
テーマ2 成長する諸国(中、印、アフリカ等)と共生する日本の技術戦略とは
テーマ3 戦争を起こさないために技術者・技能者ができること

●10名の参加者
次のような方々にご参集いただいた。
・技術士3名
・一級建築士1名
・ビジネスコンサルタント2名
・空師2名(師匠と弟子)
・環境調査研究員1名
・元国会議員(私)

●将来を語ること
私自身の政治活動の体験に過ぎないかもしれないが、支持者、地元、生活者、業界団体、労働組合の声を聞くことは大切で、それぞれの立場・団体の要望を聞くことから社会の現状の一側面を教えてもらう。しかし、「応援しているから」「有権者だから」「生活者としては」「業界としては」「われわれ組合の立場からは」だけでは「今を考える」ことになっても「将来を語る」ことになかなか拡がっていかない。

●職能や専門を有する個人の集まり
今後とも自分の職能や専門を有する個人の集まりの声を聞いていきたい。そうした個人の集まりで「食料」や「成長戦略」や「戦争」のことなどを語り合う場を広げていきたいと思う。本日の議論内容は追って動画で公開する予定。本日参加いただいた皆さんに敬意を表すると同時に、会場設営・収録で奔走くださった大久保さんに感謝します。


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連休明けの5/7 座談会の参加者募集です

2014年4月29日 18:02

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連休明けの5/7(水)19時~、東京都内で下記の座談会を行います。
「技術者・技能者が考える日本の未来戦略」を語り合います。
ご関心のある方はぜひ座談会の討論にご参加ください。
お申し込みはinfo@t-taira.netまでメールをお願いします。
詳しくは平成26年5月7日_座談会_告知.pdfをご覧ください。


■日 時:平成26年 5月7日(水) 午後7時~9時
■場 所:都内会議室(追ってご連絡します)
■参加費:1,000円

■形 式:8名以下の討論会(映像で公開、プライバシー保護のご希望に応じます)
■課 題:テーマ1 食糧小国日本がいかにして「食の安全」を確保するか
      テーマ2 成長する諸国(中、印、アフリカ等)と共生する日本の技術戦略とは
      テーマ3 戦争を起こさないために技術者・技能者ができること  など
■対 象:各テーマに関する知識・経験を有する技術者・技能者
      各テーマに大きな関心を有する方

参加のお申し込みをお待ちします。
info@t-taira.netまで。

政治を変えるキーとなる人々

2014年1月 5日 22:28

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「握手の数、ポスターの数、街頭演説の頻度、知名度、年齢・性別などで政治家を選んでいたら政治は変わらない」理系コンサルタントが日本の政治改革を訴える。対談『エネルギー技術者が考える政治経済』(渡辺穣二×平智之:約92分)。


●理系コンサルタントが政治を考える
昨年末、渡辺穣二さんと対談した。阪大工学部石油学科を卒業後、石油会社に10年間勤めて独立し、これまで約30年にわたり世界各国(欧州、米国、豪、アジア、中央アジア、アフリカ等)でプロジェクトマネジメントをしてきた国際ビジネスコンサルタント。1989年に米国MBA(ビジネス経営学修士)。理系出身のビジネスコンサルタントが考える政治のあり方についてお考えを聞いた。内容は録画を見ていただきたい。多くの方々が感じているだろう政治や選挙のあり方に対する疑問に明快な解法を提案している。

●勝ち抜きコンクラーベの提案
渡辺さんの論点のひとつは「仕事のできる実務家が政治に必要だ」というもの。しかし、握手の数、ポスターの数、街頭演説の頻度、知名度、人情、性別、年齢、当選回数などが、その人の仕事の実績や能力よりも優位に評価されてしまう現在の選挙のしくみでは、実務家が非常に選ばれにくいと主張している。実務家が選ばれるためには、選挙の過程で有権者が、経済や原発や国防のことなどについて候補者の主張内容をよく知り、自らの考えも整理するための"勉強や熟議の機会"が必要であると。そこで、非常にシステマチックな熟議のしくみとして"勝ち抜きコンクラーベ"を提案している。渡辺さんのお考えは氏のブログを参照いただきたい。


●「選挙とは、政治とは」という自分の思い込み
実は自分自身、政治の世界に飛び込む5年前まで、ほぼ同じ感覚を持っていた。ポスターや街頭演説に関心はなかった。渡辺さんと同じように、何をしてきた人か?何をしようとしている人か?にしか興味はなかった。ところが今度は自分が選挙を体験したら握手やポスターや街頭演説に没頭した。政党の候補者としては、それが当選の有効な方法だったからだ。「当選したい」という気持ちと、「選挙とはこういうもの」「政治とはこういうもの」という業界人気取りとを混同していたと白状する。

●何を論じている人か伝わらない
そのような政治活動の問題に直面したのが大飯原発の再稼働だった。政治が、目の前の国民の命よりも、業界団体や労働組合の都合を優先する現場にいた。こんなことでいいなら、数十名の閣僚以外の政治家は全員不要で、むしろ官僚だけのほうがはるかに経済的で効率的だと思えた。だからこそ私は官僚が絶対に言わない禁原発を唱えて有権者の議論喚起を求めた。拙著も2冊上梓して原発問題の内実を伝えようとした。しかし禁原発本を手に取る人は非常に限られていた。禁原発は握手やポスターでは当然伝えられないし、街頭演説でも意を尽くせない。選挙を通じて、私は"強く原発に反対している人"という程度で、何を論じている人かはほとんど伝わらなかったかもしれない。

●議論すらされないことが大問題
禁原発は法案も含めた理論的な政策だ。理論的だから、異なる理論で禁原発が明快に否定されるなら、それは素晴らしいことだ。理論的な立場とはそういうことだ。解こうとしている問題は放射能災害の甚大な被害の回避であるから、もし異なる理論的政策の方が有利なら、その方法で原発リスクを社会から取り除ける。「いつか安全にするから」「被害を最小限にするから」というリスク回避に無関心な政府の理屈がおかしいだけなのだ。だから、脱原発の政策の中身が、今すぐ、卒、脱依存などいろいろあるのはなにも問題ではない。それらの間で理論的な議論のないことこそが問題なのだ。議論がなければ原発問題の内実が国民に伝わらない。そう思っている折に、熟議の必要性とともに熟議のしくみまで提案する渡辺さんを知り、今回の対談に至った次第である。握手、ポスター、街頭演説の努力を否定するものではないが、それだけでは今までの繰り返しとなり、政治が変わらないのはそのとおりだ。ちなみに原発問題に関しては『原子力市民委員会』の議論に大いに期待する。ここで幅広く科学的で理論的で政策的な議論がなされるはずだ。

●自分で情報を収集して、自分の考えを持つ人々
大飯原発の再稼働から特定秘密保護法までの十数カ月、「このままで日本はどうなっていくのか」「もう政治には任せていられない」というご意見をいただく。原発に限らず、税制、産業政策、国防などの重要政策について不安のご意見だ。しかし、大組織や役所からの意見はほぼ皆無に近く、多くは渡辺さんのような技術者・実務家、中小企業の経営者、音楽、芸術などの表現者の方々が圧倒的に多い。業界団体、労働組合、地縁組織などのなんらかの組織とは独立に自分の考えを表明し行動する人々ではないか。そうした人々は、握手やポスターや年齢や性別や街頭演説の頻度で政治家を評価する人々ではないのだろう。どんな能力を持っている人か?どんな仕事をしようとしている人か?の方をより重視する人々ではないだろうか。組織の利害にも運動の刺激にも左右されず、自分で情報を収集して、自分の考えを持つ人々。これから政治が変わるとすれば、そうした人々の行動がキーになるかもしれない。

法律ですべて廃炉の年限を

2012年7月 2日 20:28


6.29官邸前 再稼働反対!.JPG

6月29日(金)午後18時、官邸前。国会議事堂前駅が「再稼働反対」に包まれて。


●制御棒の引き抜き
昨夜(7月1日)の夜9時から制御棒の引き抜きが始まりました。6月29日(金)18時に官邸前に集まって下さった推定十数万人のみなさん、そして官邸前には来られなかったけれども同じ想いを有する全国数千万人のみなさんと同じ気持ちでした。

●バックフィットという制度
先日、原子力規制委員会の設置法と一緒に成立した改正原子炉等規制法(改正炉規法)のなかに、既存の原子炉施設を最新の技術的知見に適合させるよう義務付ける制度があります。昔はなかったが、現在は可能となった安全装置があるなら、それを昔の原子炉にも付けなさい、という制度です。最新基準を満たさない場合には、運転停止および廃炉を命じることができる、という制度でバックフィットと呼ばれます。

●重要免震棟もフィルターもないのに?
バックフィットがあるなら、なぜ重要免震棟もベント・フィルターもない大飯3、4号機を再稼働したのか?破砕帯の活動性もまだ判明していないではないか?と思われるでしょう。バックフィット制度さえ機能していれば法的に再稼働を阻止できたのにと。しかし、実は改正炉規法の施行日はずっと先なので、バックフィット制度はまだないのです。最低でも1年はかかるでしょう。それよりも問題なのは、そもそもバックフィット制度そのものが安全神話になりかねないという点なのです。

●最新技術という安全神話
バックフィット制度によれば、たとえば重要免震棟とベント・フィルターとコアキャッチャー(高温の溶融燃料を受け止めるセラミック等の受け皿)を備えたら運転してよいことになります。最大で40年+20年です。最新技術という言葉が免罪符となって原発を認めることになるのです。原発は、2700℃まで熱くなる核燃料を1000℃で溶ける鉄の鍋釜で包んでいるのであり、どんな安全措置を施しても危険です。最新技術で解決するものではありません。バックフィット制度は、これまでの「絶対に安全」という神話を「最新だから安全」という神話にすり替える制度となりかねません。

●廃炉の年限を法定へいま必要なのは、国内全ての原子炉を廃炉にする年限を決める法律です。安全技術の議論に持ち込むと、上に述べたように止められない可能性が高いです。全て廃炉まであと何年と法定するか?そのような法律の議論がなされるように活動していまいります。ちなみに私は禁原発ですから、だだちに全原子炉の廃炉が、安全の面からも、経済発展の面からも、正しいと考えています。

埋めて忘れて、本当にいいか?

2012年4月23日 15:14

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(瑞浪超深地層研究所の300m地下。エレベータを出たところ。)


●使用済核燃料の最終処分
再処理しようと1回で捨てようと、使用済み核燃料は必ず最終処分しなければなりません。しかも、地下水に触れないように、地上に漏れ出してこないように、数千年から数万年にわたって安全性を確保しなけれなりません。まさに人類史的な管理です。

●瑞浪超深地層研究所を視察
いまのところ世界で安全とされている方法は地層処分です。宇宙は途中の大気圏内で爆発したら地球全体が汚染されるので禁止。海は海洋汚染が深刻なので禁止。結局、許されているのは地上での処分のみ。その地上処分で最も適切な方法が地層処分だとされているのです。さきほど地層処分研究を行う瑞浪超深地層研究所を視察しました。エネルギーPTの使用済み燃料に関するワーキングチーム(近藤昭一座長)です。

●地下300mの研究施設
立てに掘り込んだ坑道で地層処分の研究が行われています。最終的に使用済み核燃料を保管する地下施設の計画や設計のあり方が研究対象です。たてに坑道を掘ることによって周囲の水脈や水質はどうなるか?地盤(瑞浪は花崗岩層)の亀裂はどうか?などを調べています。映画「10万年後の安全」と同じ風景です。

●管理するのか?管理しないのか?
私からは、同席いただいたJAEA幹部、文科省担当者に向けて次の質問をしました。「地層処分は地下深くに埋めて、数万年後に向けて放っておくという技術だ」「それもひとつの選択肢だが、逆に放っておかないで人類が管理し続けるという選択肢も検討すべきではないか?」「管理するのか?管理しないのか?の選択肢だ」

●原子力村の一致した認識
JAEA理事長はそもそも最終処分の研究者でおられるそうで、「散々検討してきた結果として地層処分が選ばれた」「アメリカも北欧もそうであり、地層処分が専門家の一致した認識だ」とのこと。私からは「専門家と言われるが、それはいわゆる"原子力村"ではないか?」「より広い専門分野から検討したらどうなるか、示してほしい」と述べました。「埋めて忘れる」という感覚が腑に落ちません。「埋めてしまえば問題ないから」という"バックエンドの安全神話"ではないか。

●禁忌として引き継いでいく発想
核エネルギーは純粋に科学的・技術的な議論だけでなく、文明論的、思想的な議論が必要です。人類が再び核エネルギーの利用を思い出さないように管理を引き継いでいく発想はないでしょうか。禁忌として。実際、過去の痛ましい公害事件で埋めた毒性の強い廃棄物が、わずか30~40年で再び漏れ出すリスクにさらされています。数万年とはなにか?放射能も化学物質の毒性も人間の一生より長く続きます。次世代に負の遺産を残さない方法が"忘れること"かどうか、再度検討すべきです。核物理やプラントの専門家だけには任せられません。


地層処分2.jpg

(この行き止まりから先も発破で掘り進む)

「再臨界」・・・最悪のケースを想定するべきです

2011年11月 8日 10:19

保安院はキセノン135の濃度が低いこと、
温度上昇がないことを勘案して、再臨界ではなくウラン以外(キュリウムなど)の自然崩壊だと結論付けました。

濃度が低いというデータの根拠は、
フィルターの付着物の検査結果によります。

先週末に、その検査データを保安院に要求しましたが、本日は回答がありませんでした。

検査結果の数値データを分析するのが、
保安院の監督下にある東電である場合、

そのデータが真正のものであるかどうか、
そして分析結果が適正であるかどうか、
第三者的な機関も関与しなければなりません。

一度失墜した信用を取り戻すには、徹底的な情報公開が必要です。

今回のキセノン検出は再臨界の疑惑として認識されると、重く受け止めなければなりません。

再臨界でないとするならば、再臨界の可能性を完全に反証するのでなければ信頼は得られません。

誰も何が起きているか、見てはいないのです。

シビアアクシデントに対する政府のあるべき態度とは最悪のケースを想定すること。
ワーストシナリオに準備する姿勢を強く求めてまいります。 

なぜ再臨界の可能性を否定するのか?

2011年11月 3日 10:19

半減期9時間の核分裂生成物キセノンが2号機で検出されたとの報道。東電の発表を受けての報道です。

このキセノンは核分裂により生じます。
半減期9時間ですから3.11以前の生成はありえず、直前まで核分裂反応があったことになります。

単発の核分裂(自然崩壊など)もありえるし、
それが連鎖していたら再臨界です。

実は、

3月下旬にも放射性塩素が検出されたと東電が報告し、その後保安院が再検査を求めて「やはりなかった」と訂正したことがありました。保安院から東電に口頭で厳重注意があったそうです。核分裂生成物の検出は間違ってはならないという注意です。(この厳重注意の手続き文書を請求したら口頭なので文書はない、とのことでした)

ですので、今後は「実はなかった」などとは言えないはずで、データのピークの読み間違いなどをチェックして、東電が正直に公表したものと推察します。

核分裂の存在は、"冷温停止状態"を否定するものです。
圧力容器の下部を蒸気の温度である100℃以下にしても、
他の深い場所で断続的に千℃を超える高温が存在するからです。

昨日の報道では、

「自然崩壊であって連鎖反応ではないだろう」
「つまり再臨界じゃなくて単なる核分裂だ」
「新しい事態が起こったわけではない」
「うまく冷やされている」

もはや支離滅裂と言わざるを得ません。
核分裂は、これまで公式に認めてこなかった以上、明らかに新しい事象です。
(実は核分裂の発生は以前から知っていたというならば意味は通りますが、そうだとするとさらに重大な問題に発展します)

今後万一、再臨界で数千℃が生じて
2号地下から大量の放射性物質が飛散、
あるいは地下や海に染み出ても、

「うまく冷やされている」
※圧力容器の下部はずっと上なので

「新しい事態じゃない」
※2号機はもともとなにもわからないので

と言い続けるのでしょうか。

福島のみなさんの気持ちを考えていない!
世界の中で、日本の技術力への敬意を失わせていいのですか?
野田総理に強く訴えます。

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